医学薬学府4年博士課程先端医学薬学専攻の学生の中で、特にワクチン開発の基礎・臨床研究に重点を置く学生は「ワクチン学コース」を、感染症の基礎・臨床研究に重点を置く学生は「感染症学コース」を選択することができます。本コースを選択して、4年博士課程を修了したものは，博士（医学）もしくは博士（薬学）の学位の授与を受けると共に、本コースの修了証を得ることができます。ワクチン学・感染症学特論Essential、ワクチン学・感染症学特論Advanced、ワクチン学特論Expert、感染症学特論Expertの4講義が提供されています。

ワクチン学・感染症学特論Essential
目的：医学・薬学・関連する各専攻分野において、次世代のワクチン学および感染症学に関する研究者をはじめとする幅広い⼈材を育成することを⽬的として、ワクチン学・感染症学の基礎から最新の知識を広く深く習得する。様々な分野にまたがるワクチン学・感染症学を統⼀的に学ぶことにより、基礎研究および臨床研究を遂⾏する基礎的能⼒を⾝につける。

目標：ワクチン学専⾨医師・研究者・コミュニケーター・知財専⾨家・アントレプレナーなどの⼈材育成に向けて、免疫システムや感染症、ワクチンについて最先端を学ぶとともに、医療経済学、統計学、臨床試験学、AI創薬学、医療データサイエンス医科学など、周辺知識を幅広く習得することを⽬標とする。

cSIMVaは、ワクチン開発におけるイノベーション促進・異分野融合のために、広く自由で大胆な発想を積極的に取り入れることが重要と考えています。そのために千葉大学内の若手研究者、大学院生等対象に独自の研究グラント制度「cSIMVaワクチンチャレンジ」を設けて、研究活動を支援しています。粘膜ワクチンに限らず、将来を見据えたワクチン開発に関係するものであれば応募可能となっています。自然科学以外でも「ワクチンの社会受容性」、「倫理課題」など社会科学的な研究も歓迎します。従来のワクチン開発にはなかった「Challenging」、「Originality」、「High Risk and High Return」の観点を重視します。

【採択件数】20件程度
【支援金額】50万～150万円
【応募期限】2024年6月1日（土）～6月28日（金）正午
【募集要項】申請書1枚程度（詳細はこちら）

免疫学・ワクチン学・感染症学の研究者（大学院生・ポスドク・大学教員・企業の研究者・医師など）が教育現場を訪問し児童・生徒さんに授業を提供するプログラムです。ご希望や年齢・知識レベルに応じて内容を調整します。

私たちの周りには、目に見えないたくさんの細菌やウイルスが存在しています。これらの病原体から体を守るために、私たちの体には「免疫」という優れたシステムが備わっています。私たちの体の中で繰り広げられている免疫と病原体の攻防。そして、それを助けるワクチン。 これらの知識を身につけることで、感染症への不安を減らし、健康で安心して暮らせる未来を目指しましょう。

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cSIMVaでは大学、短期大学、専門学校、高等学校及び中学校その他の教育機関からの委託に基づき、当該教育機関等の学生及び生徒の体験実習を受け入れる制度を整えています。
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